短歌のかたちをした涙

2周目の波琉太をやっています（享年11歳8月）

写真見てて思うのですが、波琉太はずっと同じ服です。
数年後からは全く考えられないことです。
私の方は、もう処分した服が多いのですが、
今着ている散歩服も随分薄くなっていることに気がつきました。
もう散歩服もいりません。

2012年10月7日、日曜日の朝散歩。
息子が撮ってくれた私と波琉太です。
この頃は私が指さす方を波琉太も見る、そんなこともあって、
どんどん成長しているのを感じます。
家で寝ている波琉太は、床に敷いたコルクマットとすっかり同化しています。
横向きました。
この日は午後から病院へ。待合室では、皆さんに挨拶すると後はおとなしく待つという、
生涯のスタイルはこんな時からだったようです。
体重8.25kg、狂犬病予防接種受けました。
皮膚と耳を診てもらいました。
なかなか治まらず範囲を広げている皮膚炎です。

夜、父さんの座椅子に寝そべる波琉太です。
波琉太はいつも誰かの場所に陣取っていて、
後に、父さんが席を立ったすきに、寝そべりにいくという
なかなかの技を使うようになっていきました。
そんな波琉太ですが、父さんからは、
嗅がない！舐めない！噛まない！と逆に吠えられていました。
わが家はテーブルでないので、危険だから、
波琉太が来てからは食卓でホットプレートを使うことがなくなりました。
それは今も続いています。
波琉太はいないのですが。

・取れぬ毛に10年寝かせた服を着るハルなき寒き朝になりし日

・このシャツも上着も今なく12年前の私とハルの若くて



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2周目の波琉太をやっています（享年11歳8月）

2日間写真がなくて、2012年10月6日、朝のお散歩。
いつもの土手道まで行って、たたずみます。
散歩から帰るとまぶたが腫れぼったいのは、このせいか、
鼻がぺちゃんこなので、顔に草が刺さります。
土曜日なので、息子も一緒の散歩です。
この頃は道に落ちてる吸い殻、虫の死骸、葉や木の実など、
すぐくわえるので、見つけては口から取り出していました。

当時はよくパグと間違われました。
12年前はフレブルの知名度がまだそんな高くありませんでした。


夕方のお散歩には現在のお嫁ちゃんも一緒の3人と波琉太です。
波琉太の生涯苦手になるものの1つに初遭遇です。
それは神社のお祭りの山車です。
この時は大丈夫でしたが、太鼓の音がとても苦手でした。
波琉太は太鼓も怖いし、大砲の音も駄目です。（自衛隊が近所にあります）
また飛行場も近くて、飛行機の飛ぶ轟音はしょっちゅうですが、
この轟音は全然大丈夫でした。
でも雷は怖い、なにかきっと共通しているものがあるのでしょう。

人の食べ物のことですが、
波琉太にはあげられないし、私も食事は慌ただしいのはいやだったので、
そばに来て欲しそうにしても、絶対あげないようにしていましたが、
どうも男性たちは少し甘いようで、
何か食べたい時には息子や父さんのそばに行くようになったのは面白かったです。
これは息子にプリンのおねだりです。
初めの頃は食べ物があると寄ってきていましたが、
ガツガツとはしてなくて、自然と来なくなりました。
それでも寄ってきてたのは鶏のグリルと焼き芋、波琉太がいつも食べてるものでした。
でも一番はケーキなどのスウィーツです。
思い出します、物が食べられなくなったときは、
プリンでもアイスクリームでも食べさせてあげようと。
でも波琉太は亡くなる日も、食欲はあまりないけど朝ごはんは食べました。
だから発作が起きてもまさか夕方に死んでしまうとは。

・忘れてたハルの小さな出来事も歌に残りて今助けられ

・ハルなくばたくさん何かできるはずなのに体調崩してばかり



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雨の朝です、久しぶりにまとまった雨が降っています。
波琉太は雨降りが怖かったこと、さっき思い出しました。

2周目の波琉太をやっています（享年11歳8月）

2012年10月3日、夕方散歩に行くまでの波琉太です。
窓の外、たぶん外出から帰ってきた息子を見ているのだと思います。
トイレの出待ちしています、もちろんトイレのドアは開いています。
追いかけてリビングまで来ました。
まだかなと、おとなしく寝そべって待ってます。
そして、散歩だ散歩だー！
小走りで嬉しそうです。
土手道に来たら立ち止まって誰か待ち。
友だちでも散歩の人でも、声掛けてもらったら嬉しい波琉太です。
座って、腰を据えて誰か待ち、お散歩時間のほとんどを費やします。
生涯の散歩スタイルです。
土手道を走ります、この頃はちゃんと走っています。

帰ってきて私の目と目が合う波琉太、何をしていたんだろう。
皮膚炎の様子を毎日確認しながら。
明日明後日は写真がないので、4日の記録、
カートに乗っていた時、安全ベルトが1本外れていたようで、
波琉太が立ちあがった時、手が滑ってカートの外へずり落ち、
繋がっていた安全ベルト1本でハーネスの宙づりみたいになりました。
橋のそば、少し坂になった所でその時のことはよく憶えています。

5日の記録では、家の中でものすごい布掘りをするとか、
散歩でテンション上がると砂食べるとか、
朝起きたら体を掻くので目を離せないとありました。

・帰ってこい手乗りハルタになりここへそれなら抱っこも楽々できる

・ハルがため元気な挨拶一人ではしんどくなりぬわれ人見知り



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2周目の波琉太をやっています（享年11歳8月）

2012年10月2日、お家の波琉太です。
右脚から始まった皮膚炎は、右は皮がむけて炎症はピークを越えたようですが、
左側や、頭にもできて、ずっと心配は尽きません。
お化けの手して、へそ天して波琉太自身はそんな苦痛な感じはしません。

私が爪切りしている写真がありました。
波琉太の爪は1度病院で切ってもらいましたが、
血管が見える爪で、波琉太もそんな嫌がらず切らせるので、
ずっと私が切るようになります。
先代アレクサンダーはつま先を触られるのが一番苦手、
爪切りを見ると逃げ出し、おまけに黒い爪と大変やりにくかったことを思い出しました。
ただ、波琉太も血管を切ってしまったことが5回ほどあったでしょうか、
痛かったね、ごめんね。

夜は帰宅した息子と遊ぶ、楽しいひと時。
波琉太の無表情と、息子の嬉しそうな顔がおかしいです。

10月になったのに、また日中は冷房を入れないといけない、
こんな季節は今年だけか、将来ずっとこうなのか、大問題です。
この温度差が体にこたえます。
私は風邪が治らない、咳が治らない、何という体たらく。

・1年を人は介護というけれどハルかわいがり暮らしてただけ

・物価高なれどだんだん食べる量減ってトントン夫婦年取り



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10月です、あとカレンダーは3枚。
寂しいです。

2周目の波琉太をやっています（享年11歳8月）

この頃の写真、本当に全然撮りっぱなしです。
こうやって見直してよかったです、何度も何度も見返せて良かったです。
こちらは手にできた炎症を見ているところ、薬を塗っているところでしょう。

座布団カバーから中の袋を引っ張って噛んでいます。
力が入っています。
この日の記録、💩をむしゃむしゃ食べたようです。
どんな状況だったかは書いてなかったのですが、
なんか体調がずっと悪いんでしょうね。

カメラマンが息子だった時には、私との写真も多くて嬉しいです。
私が歯みがきしてる時、口に入れてるから歯ブラシに興味津々。
その歯ブラシを嗅いで、
私と一緒に噛んでます、が、
結局波琉太自身の歯磨きはできなかったのでした。
私が波琉太と一番一緒にいたのに、
私がカメラマンになってからは、
全然一緒に映ってなくて寂しい限りです。

ベロの限界、舌短なわりに鼻の先にも届いています。


・たくさんの証拠写真の残りたりハルとわれとの仲良き歴史

・ハル恋いて泣いて暮らして何悪い鎧の中身生皮剥がれ


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