2024年03月15日

あふれ出てはこない涙

アレクサンダーを亡くしたときは、長い時間傷の痛みに耐えられませんでした。
いえ、これからも傷は痛み続けていくでしょう。
あの頃に詠んだ歌の壮絶なこと。
もう二度とあんな思いはしたくないと思って過ごした波琉太との11年でした。
波琉太を亡くして2か月、
傷はあります、大きな空洞はありますが、
ヒリヒリとはしません。
涙はいつだってこみあげてくるのに、です。

2013年12月の波琉太、1歳8か月です。
手足が短いので、いろんな場所を掻けませんが、
ロンパース着て

ギリあごは掻けていました。
顎を掻く

掻いては嗅ぐ、大好きな自分の匂い。
あし舐める
ロンパースを着るとよけいに赤ちゃん感が増します。

湧くけれど流れ出はせぬわが涙欠如を埋める準備のありて

君の死を考え悩み尽くしたり覚悟の上あるハルの死のさま

死の痛み大きさの差の慣れならばげに経験とは悲しきものよ

辛いのは真相わからぬことなれど知れば不幸になるやもしれず

息子が結婚して家を出るまで、
時に夜遅くなる時もありましたが、
その帰りを波琉太はリビングで待っててひと遊びしていました。
お互いに楽しい安らぎのひとときだったでしょう。
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ほんと、仲良しさん。
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posted by ちゅんこ at 07:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅立ちを悼む | 更新情報をチェックする
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