アレクサンダーを亡くしたときは、長い時間傷の痛みに耐えられませんでした。
いえ、これからも傷は痛み続けていくでしょう。
あの頃に詠んだ歌の壮絶なこと。
もう二度とあんな思いはしたくないと思って過ごした波琉太との11年でした。
波琉太を亡くして2か月、
傷はあります、大きな空洞はありますが、
ヒリヒリとはしません。
涙はいつだってこみあげてくるのに、です。
2013年12月の波琉太、1歳8か月です。
手足が短いので、いろんな場所を掻けませんが、
ギリあごは掻けていました。
掻いては嗅ぐ、大好きな自分の匂い。ロンパースを着るとよけいに赤ちゃん感が増します。
・湧くけれど流れ出はせぬわが涙欠如を埋める準備のありて
・君の死を考え悩み尽くしたり覚悟の上あるハルの死のさま
・死の痛み大きさの差の慣れならばげに経験とは悲しきものよ
・辛いのは真相わからぬことなれど知れば不幸になるやもしれず
息子が結婚して家を出るまで、
時に夜遅くなる時もありましたが、
その帰りを波琉太はリビングで待っててひと遊びしていました。
お互いに楽しい安らぎのひとときだったでしょう。
ほんと、仲良しさん。
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2024年03月15日
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