2024年02月23日

波琉太と最後の5日間

波琉太が亡くなってから火葬するまで、
5日間を一緒に過ごしました。
こうやって穏やかに寝ている波琉太と一緒に。
IMG_7614.JPG

5日間も一緒にいていいんだと思ったのは、
少し前にSNSで長く一緒にいた方の話を読んだからです。
決まりはないわけで、自分の納得がいくまでそばにいさせようと思いました。

昼間はエアコンから一番遠い場所に、
寝る時はいつも寝ていた部屋に、波琉太を引きずっていき、
いつも話しかけながら、いつも見ていながら過ごしました。
反応はないけど、それも波琉太の通常運転で、
ただゆっくり寝ているだけにしか見えないから、
亡くなってはいても私の心は穏やかでした。

だんだん体が冷たくなっていきましたが、最後まで暖かだったのはお腹でした。
亡くなると脳や周辺の細胞から速やかに死滅していきますが、
お腹、腎臓なんかも丸1日くらいは細胞は生きているらしいです。
(私のかかりつけ医の話から)
だからお腹が最後まで暖かだったのでしょう。

面白かったこと。
脱力するとおしっこもうんちも出てしまいますが、
お腹のガスとかに押し出されたのかも、
翌日、なんか臭いなと思ったら普通にうんちが出ていました。
生きてるみたいで、なんだか嬉しくてきれいに拭いてやりました。
その時少し出血していました。
でも、鼻や口からは出血はなく、きれいなお顔をしていました。

どうしても目を閉じてしまえなくて、最後まで薄く目を開けていた状態で、
だんだん目玉がブヨブヨとしていくのもわかりました。
火葬する前、涙みたいに潤んでいたのをふき取ったガーゼタオルは、
そのまま置いてあります。

横向きでいたせいで、時が経つとだんだん上になってる方の唇が下がってきました。
ぷっくり唇がかわいかったので、
コットンをいれてぷっくりさせました。
時が経つにつれ冷たさや硬さは変わらなかったけれど、
皮膚の色がさすがに悪くなっていったように思います。
幸い冬で腐敗もせず、
保冷剤を入れてはいましたがきれいなままずっとそばにいられました。

亡くなったのは水曜日でしたが、
火葬を週明けと決めたのは金曜日だったでしょうか。
ずっとそのままいてほしかった、形がないのは拠りどころがないのは辛いです。

ゆっくりとご飯食べてもよくなりてハルじっと寝て待っているから

もう全部全部己の空き時間いつどこへでも行けるが寂し

起きているハルも布団に乗せたまま引きずってたなちと軽かったな

横向きにハルは休息むさぼりて初めて真に楽に見えたり

寝るハルの様子伺い父さんはニャーと呼びかけ来ぬ返事待つ

こんな顔をして、いつも私の横で寝ていました。
スマホIMG_6891.JPG


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posted by ちゅんこ at 07:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅立つ | 更新情報をチェックする
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