2024年01月19日

勇者波琉太は戦い抜きました

波琉太は1月17日、午後5時、
その日6回目のけいれん発作を起こした時、呼吸を止めました。
11年と8か月と25日の生涯でした。

夜明け前に約2か月ぶりの発作を起こして、
なんとか午前の診察まで待てたのですが、
今までは寝ている時にしか起こらなかった発作を、
診察中にも起こしました。
もう鎮静の注射も効かないほどになっていたのだと、今はわかります。
肺炎の症状も見られ、以前より範囲が広がっていましたが、
肺炎の治療薬が脳炎のために使えないため、
自宅に酸素室を作る手配をして、家に戻ってきました。

家では昼ご飯、食欲がなかったものの、お薬を飲ませるため、
口にもっていくと、用意した全量を食べて、
その後は息子が来たこともあって起きて過ごしていました。

酸素発生器はすぐに届き、ケージをビニールで囲って部屋は作ったのですが、
波琉太は寝ているので酸素マスクにして使いました。
スマホIMG_7596.JPG

濃度は、30〜39%で使うそうです。
スマホIMG_7598.JPG
この1時間半後、波琉太は息を引き取りました。
あっぱれな生きようでした、あっぱれな逝きようでした。

結局、借りた翌日返却することになった酸素発生器です。
返却するとき配達員の方が、
「お力になれなくてすみませんでした」とおっしゃって下さいました。
何も事情は伝えていません、でも際してくださった言葉でした。
スマホIMG_7605.JPG


前日の16日は寒くて家の裏の畑の横でトイレだけしに朝の散歩。
早く帰りたい波琉太でした。
呼吸がしんどそうで、お腹の張りも気になりました。
晩ごはんになって初めて食べたくなさそうにしていました。

前々日の15日は口の中の炎症もあって、
疲れて寝てることが多かったです。
やはり寒い日で、家の前の道路をずっと西に行ったところに散歩に行きました。
それ以外は💩が少ないな、おならが少ないなと思ったくらいでした。

両日とも寒くて短時間ということもあって、写真は撮りませんでした。
今までいつも今日が命日になるかもと写真を撮ってきたのに、
2日間、家で写した顔の写真だけです。
この2日間、今から思えば調子をだいぶ崩していました。

だから、14日、日曜日のいつもの公園散歩、
波琉太の元気な顔の最後の散歩の写真です。
IMG_8280.JPG

お耳ピーン。
IMG_8273.JPG

波琉太はお日様が好きでした、ソーラーシステムの子だったから、
晴れの日の散歩は最高でした。
IMG_8281.JPG

おやつだけしか見えてないように、
でもそんな姿も生きてればこそと、とても好ましく思ったものです。
IMG_8277.JPG

エアーおやつで指を差し出すと、食べようとするという動画です。
最後までこんなことして、遊んで過ごせました。

戦いを終えて勇者は横たわりハルの休息心ゆくまで

静かなりただ静かなりハルの息温さ消えてくこの空間は

精一杯戦い抜きしハルの顔誇らしげなり横たわりても

横たわるハルの真似する見つめては息止めてみる苦しくなるまで

永遠に起き上がらずともそばにいてこれから誰に話しかければいい

私はこの真剣な波琉太の目を忘れない、
全部忘れない。
IMG_8276.JPG

波琉太を応援してくださった皆様ありがとうございました。
頑張った波琉太をどうか褒めてやってください。
思い出してもらえることがあれば嬉しいです。

明日から残しておきたいことを書いていくつもりです。
タイトルも「短歌のかたちをした涙」に戻しました。
今、波琉太は私の隣に眠っています。
もう何もお世話することがなくなってしまったことが・・・

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posted by ちゅんこ at 04:54| Comment(8) | TrackBack(0) | 旅立つ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
波琉汰君、旅立たれたのですね・・・。

ブログを拝見し、陰ながら応援しておりました。
とっても愛くるしいお顔で、ご家族はもちろん、
アイドル犬的な存在でみんなに愛された
波琉汰君、ずっと忘れません!

Posted by ゾッテンジン at 2024年01月19日 15:30
Instagramを見て驚きました。深刻な状況だとは承知していましたが、4日前の投稿でキョロキョロ動く可愛いハル君を見たばかりなのに。3日前の記事ではお顔の腫れも引いてきたとのことで「よかった〜」と思っていたのに。逝ってしまうのはもう少し先のことだと思っていました。
ハル君、本当に頑張りましたね。そして幸せでした。ちゅんこさんの家族で幸せでした。本当にそう思います。
ペットロスは辛すぎますよね。
でもきっとアレクサンダー君と一緒に、虹の橋のたもとでちゅんこさんを待っていてくれますね。
ちゅんこさんも元気出してくださいね。

Posted by Beko at 2024年01月19日 16:42
毎日毎日お散歩に行って頑張っていたハルちゃんが。。。
涙でいっぱいになりました。

あふれんばかりの愛情を注いで一緒に過ごされたママさん・パパさんの
悲しみは計り知れないものでしょう。
でもそんなお二人と出会えて育んだ12年弱は、ハルちゃんの最高の犬生だったに違いありません。
ハルちゃんは、天国から今度会えるまでお二人を見守っていくのでしょう。

可愛いハルちゃんを私も忘れません。
Posted by マリーン at 2024年01月19日 18:46
波琉太君、お疲れさまでした。
波琉太君、胡麻海苔と仲良くしてくれてありがとう。
波琉太君の可愛いおちょぼ口と胡麻海苔に会うたびに体全体で嬉しそうにしてくれた事は、
私の心の中にも永遠に生き続けます。
本当にお疲れさまでした。
Posted by 胡麻海苔オヤジ at 2024年01月19日 22:10
ゾッテンジン様
波琉太もゾロ君のように看取りたいと思ってきました。
その願いはかなったと思っています。
苦しみは少なく、無理はさせない家族のそばで。
かわいがって下ってありがとうございました。
Posted by ちゅんこ at 2024年01月22日 04:41
Beko様。
とうとう波琉太が逝ってしまいました。
パッくんやアレくんがいるところと思えば、安心です。
私の触れていた時に亡くなったことで、随分救われています。
これまでかわいがってくださってありがとうございました。
Posted by ちゅんこ at 2024年01月22日 04:47
マリーン様
メッセージありがとうございます。忘れないでいてくださるとおっしゃった言葉が、とても嬉しいです。
気が向かれた時、若い頃の波琉太も見てやってください。
波琉太には感謝しかありません。
こんな私にたくさんの出会いを与えてくれました。
これまで波琉太をかわいがって応援してくださってありがとうございました。
Posted by ちゅんこ at 2024年01月22日 04:52
胡麻海苔おやじ様
今年のお正月には会えなくて、神社までが遠くて、寂しいなと思っていました。
また会ってかわいいなと撫でてほしかったです。
私にとって、胡麻海苔ちゃんがフレブルとの出会いを作ってくれた大切な子たちです。
唯一じゃれ合うことができた子たちでした。
本当にありがとうございました。
Posted by ちゅんこ at 2024年01月22日 04:57
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