痒いというのでなく、見てると手の匂いが好きで嗅ぎたくて、
舐めちゃ嗅ぎ、嗅いでは舐めるという繰り返しでした。
気が逸れるとしなくなり、指間炎を起こすというほどでもなく、
何が困るって、一生懸命舐めすぎて空気を飲んでゲッて吐いてしまうことでした。
市販の布のカラーをしたりもしましたが、どうも使い勝手が良くない、
皆さんの手作り作品を参考にしようと思っていたところ、
お友達が1枚プレゼントしてくださいました。
それが、波琉太の手作りエリカラの歴史の始まりです。
2016年5月のことです。1番上のがそうで、下の2枚は私が作ったものです。
ところが困ったことに、口元が汚れるので洗っているとへたれるのです。
波琉太は頭が大きいので、どうしても強度が低くなったり、
すき間から手を舐めようとしたりで、
次に考えたのが筒形のエリカラ、中には硬めの芯を入れました。
2016年9月に作った2枚です。
かなりの幅でこれで手は舐められません。
ところが芯が硬すぎた、すぐ折れて用を足さなくなりました。
次に考えたのがしなるけど折れなくて、軽いもの、
ならば中にキルトみたいなふわふわ芯を入れようと作ったのがクッションエリカラです。
2016年11月〜2017年7月に作った4枚です。
これは作るのに手間がかかるけど、充分使えるものでした。
大きさや角度などを調整しながら作り変えていきました。
2019年10〜12月に作った2枚です。
これで最終形態かと思いきや、消耗品新しく作っていくとなると、
このクッションエリカラは手間がかかり過ぎます。
そこで前の形に戻り、キルト生地と芯を合わせてへたりにくいカラーを考えました。
2020年1〜4月に作った初期の2枚、
後、へたってきたのでプラスティックの細いパイプを通して使いました。
たぶんこの形が一番良いと思います。
最後に作ったのは2020年5〜9月に作った2枚です。
改良をくわえながら作った14枚です。
手舐めを防止すること、つけてて負担にならないこと、
着脱が簡単なこと、かわいいこと。
波琉太は去年、薬の関係で手を舐めなくなり、カラーは不要になりました。
・主人公亡くしたドラマステージで戸惑うわれよ観客よ去れ
・思い出を床に一回ぶちまけて取捨選択す己が先見て
・生きている間は捨てることできぬ形も思い出箱に収めて
・諦めず何度も工夫同じ物作る根気もハルがためなら
エリカラの話は明日に続きます。
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