波琉太も少しずつきれいなフェードアウトをしていったような気がします。
トイレトレー。
自分でコントロールできなくなって、オムツ生活になり、
部屋から撤去していました。
体がしんどい時も、足が痛かった時も必ずトイレに向かい、
お漏らしなんて絶対しなかった子が、
歩きにくくなってからはトイレに向かうタイミングもわからなくなっていました。
毛。
ステロイドのせいで新陳代謝が悪くなったというのでしょうか、
生え変わりもしないし、抜けることもないけれど、
新しい毛も生えなくなっていったようです。
あれだけ毎日掃除しないといけなかった床に波琉太の毛が落ちていることはなくなりました。
匂い。
これもステロイドのせいでしょうか、
足指を舐めなくなったのは良かったですが、耳掃除もいらないほどになりましたが、
獣の匂いが全くなくなりました。
もう1つ匂い。
フードのせいかおならが臭い、そして暖房で締め切った部屋で寝ていると、
においがこもって時に辟易するほどでしたが、
なくなる2日前からお腹の動きが悪くなってほとんどせず、臭いない寝床でした。
気配。
全く後ろ足が立たなくなり、座っているのもしんどくなって、
どこにでも行けなくなった波琉太は、私のサポートなしにはほとんど移動できなくなり、
ウロウロ歩いていたり、近寄ってきたりの気配を極端になくしていました。
寒くても私の布団の上には乗ってこず、父さんの膝に乗って寝ることもなくなってしました。
波琉太が最期の発作を起こす前、なんでか唇を下の歯で噛んで、
ムキっという顔をして私を見ました。
かわいいから写真に撮ろうかなと思ったのですが、
不細工は残してはいけないと撮らずにいました。
絵に描いていたところ、似た写真を見つけました。
これで視線はこちらを見ている感じです。
2014年7月5日の写真
この2首は波琉太の生前に詠んだ歌です。
・わが体調すこぶる悪し今日だけはしっかりハルよお願い生きてて
・できぬこと増やし気配を消していきハルはきれいに逝こうとしてるか
ここからは今の歌です。
・お座りのハル後ろから抱き締めて長生きせよと唱え続けた
・下前歯唇巻き込み変顔でハルわれを見んさよなら代わりに
・泣き叫ぶ理由がなくて体力もなくてハルの死わが胸に落つ
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