いや嫌いだ−!!
虫には独特のにおいがあるようで、
それに惹かれるのか、道に落ちていたりすると嗅ぎに行きます。
というか落ちているのはゴキブリが多いのですが、
波琉太はわざわざ嗅いでは臭いのか首を振り嫌そうな顔をします。
この日道に落ちていたのは生きてるセミでした。
大きな声が暑苦しいクマゼミ、これは♀でしたが。
生まれたてなのか、弱っているのか飛び立たず。
クマゼミは気候の変化で西日本では珍しいセミではなくなりました。
昔は茶色のアブラゼミばかりで、クマゼミを取るとヒーローになれたのに、
今ではアブラゼミがレアなんて。
1匹木にとまっていると、うるさくてたまらないクマゼミです。
気になる波琉太くん。
セミが驚いたのかバタバタしたら、波琉太もブルブルしました。
怖いけどやっぱり気になるのでした。
その後、セミから逃げ去るまでの動画です。
・近づけばバタバタ羽ばたき脅したりハルクマゼミに一瞬で負け
・棒持って散歩しよかなセミの鳴く木叩きみんな追い払いたい
・低き木に目視で数えられるほどクマゼミ震え大き鳴き声
・本読みて夢とうつつの境なく闇の大カマキリに怯える
今『楽園の真下』荻原浩、という本を読んでいますが、
その本の中に巨大になるカマキリや寄生するハリガネムシの話が出てきます。
生きるためには何でもする、何でもありの生態や進化に驚き恐怖を感じます。
寄生する生き物には宿主の脳まで支配し、
自分のいいように動かしたりするものがいますが、
それは菌やウィルスにも当てはまるそうです。
今の次々と変異するコロナウィルスに、
私はまるで意志があるように感じていましたが、
案外本当に何か宿主の行動をコントロールしているのではと思ったりしてしまいます。
自分の性質を変異させながら絶滅させられることなく、
広く行き渡り生き延びてゆくことにまんまと成功しているのでは思います。
その異常の発生の原因は、彼らの生きている域まで人が侵入していったから。
本来ヒトには関係なかったのに、宿主や犠牲になってしまうというのも、
色々な病気の発生、流行と似ているように思います。
自分が生きやすい環境を作っている生き物と生き物の闘いです。
打ち勝つって言葉、案外正解なのかもしれません。
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