2011年05月30日
もっと自慢しとけばよかった
まず右手あげてタッチと思わせて
勢いつけてお腹出す君
どこ誰に触られようと気にしない
関心ごとは君の目の先
君ほどの世話も焼かせず今日もまた
写真の横に花を生けてる
犬自慢したいときには犬はなし
こんなことわざ作っちゃおうか
2011年05月28日
病院が大好きなフレブル
外からも君の鳴き声聞こえてる
今すぐ行くよ退院の朝
ストレスか 入院中の下痢の跡
家に帰るとぴたり治まる
手術してトラウマできた跡もなく
病院行くとはしゃぎ喜ぶ
ほかの子よ!診察室が開くとすぐ
入ろうとして君止められる
2011年05月27日
犬好き
犬好きの人にほめられ礼を言う
ほんとはもっと威張りたいけど
「大」の字はたいてい「犬」と見間違え
次の字読んで変だと気付く
先日、近所の16歳のワンチャンが亡くなりました
外飼いのよその子悲しげ鳴いている
できることなく心は痛む
一昼夜苦しみ鳴いて逝く子より
君幸せと言い聞かす朝
2011年05月25日
旅立つ その2
ありがとねわたしのベッドの真ん中を
君はゴールに選んでくれた
抱っこして君の最後を看取ること
決めてた約束守れずごめん
わたしさえいたなら君は死なないと
傲慢だった不遜であった
犬らしく生きていられたギリギリの
時があのとき息絶えたとき
2011年05月24日
旅立つ
あちら向きいつものように振り返る
君はさよなら伝えていたの?
夜明け前いびきの音が聞こえない
アキレスそばに横たわる君
まだ暗い街を飛ばして病院へ
奇跡よ起これどうか助けて
奇跡とは未来に願うことでなく
後で気が付く幸運をいう
2011年05月23日
Long time散歩
君連れているそれだけでおはようと
見知らぬ人に声かけられる
土手道へショートカットの急な坂
滑らないよう君の後行く
動かなくなったら抱っこして帰る
散歩のときの注意事項
人間の足で5分のここまでを
30分かけゆっくり進む
2011年05月21日
ヨーダのモデルはフレブルだと思う
頭と目耳大きくて
スティッチにギズモに似てる君はヨーダか?
飾るとか時と場所とか気にしない
君のすることみなおもしろし
何しても褒められるねと父さんは
君にやきもちわたしにやつく
こんなにも深い愛情注げると
我ながら日々驚いている
2011年05月20日
理不尽
2011年05月19日
かわいさマックス
かわいくて『チュルリ』『ピョン吉』『ピョンちゃん』と
どれで呼んでも君に伝わる
君がいるただそれだけがうれしくて
わけなくそばを行進してみる
「伸び伸びぃ 伸び伸びぃ」とかけ声を
背伸びするたびかけてやってる
体温を失いモノになっていく
現実だけを知るほかにない
2011年05月18日
毛が生えかわる季節
首太く既成のTシャツ合わなくて
襟ぐりぐっと伸ばし広げる
ひげまでも生えかわること知りました
左側だけ抜けて短い
噛むという漢字普通に書けるよに
なったと気付く成長記録
君の毛を毎日そうじしてたけど
残酷なほど今落ちてない
2011年05月16日
首輪
ETERNAL LEGEND JP ALEXANDER
永久に刻まれ時超えていく
ブリンドル君の毛色はまだら、ぶち
和訳で言うのやめときましょう
節分を忘れたふりしてさりげなく
過ごせるだろか来年からは
我が果てぬ尽きぬ思いを何処へと
君は誘うか先行き行きて
2011年05月14日
フレブルは暑いのが苦手
横顔はウサギ 正面 猫顔で
2回子ブタと言われました
ごみ収集おじさんわざわざ手袋を
取りなでてゆく君の頭を
飛行機を見上げているの?大空に
音のありかを君は見つけた
暑い日は雨の散歩も涼しくて
撥水加工のハーネスを買う
2011年05月12日
猫パンチは強力です
ひっかかれ猫天敵とインプット
出会えば構えじっとうかがう
とうさんが着替えると君期待して
僕も行くの?とわたし振り向く
だれそれの身代わりだとか寿命とか
そんなに軽く口にしないで
できるなら君を命の始まりに
もどして母の中返したい
2011年05月11日
フレンチブルドッグはくっついて回る
おトイレよお風呂、二階よ告げてても
確かめにきてチョコリとすわる
こたつから出てきたときはスイッチが
今切れたとの君の報告
床の上こぼれたフード見いつけた
何度も君はしみを間違う
帰り道自分で歩くという君に
「がんばれがんばれ」励まして言う
2011年05月10日
つかず離れずフレブル君
この家のわたしのそばが居場所だと
トコトコ歩きくつろぎ眠る
この瞬間この瞬間を忘れない
心に決めて過ごす毎日
「チューするぞ!」ダメのかわりに顔寄せる
ほんとは君にチューしたいだけ
体温を少しずつ 少しずつ
失って君モノになってく
雷の音がとっても怖かった
あなたを守る手が空っぽで
2011年05月08日
頭脳プレー
「外怪しい!」吠えて気を引きちゃっかりと
君はわたしの席についてる
しゃがんだら「おいで」あぐらは「抱っこ」だと
君は勝手に合図決めてる
左見て車来ないと確かめて
ひとりでオシッコしに行っちゃった
くずおれて泣き伏してしまいたい
君と歩いたそこここの道
埋まらない何をやっても埋まらない
君のぬくもりだけを求める
2011年05月07日
控えめなフレンチブルドッグ
ピュンと逃げたいために相手見て
向かってくるのじっと待ってる
「抱っこする?」試しに腕を差し入れる
君は手をかけ乗る気満々
喜んで診察室行き
気に入らぬ先生なので後ずさりする
いたずらや やんちゃわがままもっとして
君に「こら!」などと言いたかった
封切らぬフード受け取り保護の子に
わけるセンター深くお辞儀す
2011年05月06日
馬のアキレス
アキレスを寝ても覚めてもくわえてた
唯一のおもちゃ命綱
ピンポンと玄関チャイムの音がする
わたしの顔見て「行く?」と尋ねる
くしゃくしゃの笑顔鏡に映し見る
君はこの顔見ていたんだね
天使にはこの世の空気薄過ぎて
翼生え終えすぐに飛び立つ
2011年05月05日
休日
「お買い物」「お留守番」の声聞くと
自分の場所にかしこく座る
開けてほし 静かにドアの前に立つ
すぐ差し伸べる手を知っている
寒い日は玄関タイル冷たくて
慌てわたしのひざの上のる
あの日だけ大好きな坂上り口
君の体はためらっていた
息をするただそれだけもままならず
精一杯に生きてだけいた
その体動かしていた心臓を
この手にとって労わりたかった
自分の場所にかしこく座る
開けてほし 静かにドアの前に立つ
すぐ差し伸べる手を知っている
寒い日は玄関タイル冷たくて
慌てわたしのひざの上のる
あの日だけ大好きな坂上り口
君の体はためらっていた
息をするただそれだけもままならず
精一杯に生きてだけいた
その体動かしていた心臓を
この手にとって労わりたかった
2011年05月04日
黄砂の日は目に注意です
その角で あの軒先で この道で
たたずんでいた いつも二人で
おかあさん?たずねる顔にこたえてた
あの頃の笑みしあわせな笑み
小さくて毛におおわれてあたたかで
生きているこの奇跡感動
2011年05月02日
散歩するのにちょうど良い気候になりました
青空の日はピヨピヨと羽根広げ
天使の君は浮かびほほえむ
過去形でしか語れないことばでも
呼びかけている今目の前に