2012年07月04日

旅立ちの直後に思う その6

うちのぼんぼん


このいびき聞こえなければ君の死と
        思った数日後に旅立つ

君を置き外出するを呵責して
        心留める 亡くなってまだ

生活の9割君に捧げてた
        つもりも終われば6割かなと

いつだって見えて触れる距離にいた
        君だったのに はずだったのに
旅立ちの直後に思う その5
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2012年06月05日

旅立ちの直後に思う その5

玄関で


死に顔を直視続けたRくんは
        死に遠き者闇を恐れる

犬亡くし哀れな女と
     誰彼も思う気がして視線を逸らす

「不細工な顔になってる」
     Rくんに言われ湧き出る涙をこらえ

思い出の詰まった体この心
        消したら君を思い出せない

旅立ちの直後に思う その4      
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2012年04月29日

送る その6

舌は鼻に届かない


閉まる炉の扉に向かいバイバイと
        君に手を振るSee youでなく

安らかにお眠りなさい
     医院から花とカードの心が届く

囲まれた花の多きに情け知る
        人に愛され惜しまれた君

こんなにも立派な肩甲骨だった
        今は天使の羽根と変わりて

送る その5
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2012年03月31日

旅立ちの直後に思う その4

パピーの頃豚鼻と


亡骸を遺骨を前にしてさえも
        死を信じない心あさまし

決壊し君のママたるプライドが
        保てなくなる死に触れないで

同情はいらない人の目の
        キラキラ輝くさまを見てたい

砂を噛むような味など本当に
        あるとわかった君をなくして

旅立ちの直後に思う その3
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2012年03月05日

旅立つ その9

1歳5か月の頃(2)


もう君は眠る形に固まるも
        お腹の皮の張りよ柔さよ

この耳の開いた角度が本来の
        君の形か意志の主なく

なぜ死ぬと鼻血流れて出るのだろう
        綿にしみ込む君の赤い血

簡単に君のまぶたは閉じなくて
        医療テープでそっと押さえる

                          旅立つ その8 
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2012年02月28日

旅立ちの直後に思う その3

我が家に来る前(2)


製造が君の生前 日付指す
        ポテチ食べねば早く消さねば

君の死で昨日までしてきたことが
        途絶えてしまう なぜとまた問う

弔いは生者のための儀式なり
        救い求めぬ我は拒否する

もし心壊れるならばそれも良し
        君の死からは目を逸らさない

   旅立ちの直後に思う 旅立ちの直後に思う その2  
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2012年02月08日

あの朝何が起きたのか

9か月の頃(3)



われのいぬ1時間余に起きしこと
        知る術もなく君は旅立つ

ケータイの発信は5時19分
        消せない履歴動物病院


現実はドラマみたいに親切に
        説明なんかしてはくれない


君逝った同じ時間の夜明け前
        既成の予感に惑い怯える



       旅立つ  旅立つその2  旅立つその3  旅立つその4


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2012年02月02日

眠りにつく前に その2

ここも寝やすい


帰宅したRくん迎えに行きもせず
        おいでと呼ぶも君は動かず

ベッドにも上がってこずに
     アキレスもくわえず君はただに寝そべり

感動し目に焼き付けた愛し君
        見納めの日もそうでない日も


残痕も形見も記憶も消えないと
        世界は過載となるのであろう
                       
                                    


                                                                     眠りにつく前に   
               


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2011年12月27日

送る その5

最後の写真2011年1月29日


君送る2時間そばで見上げてる
        揺らぐ空気の昇華のさまを

マットレス失禁の跡
     しみ込んだ君の最後の生きた営み

箱の底家具の隙間をあさっては
        お宝になる君のひげ探す

手を合わせR君ぽつり
     アレックはホネックになりまたここにいる

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2011年11月24日

送る その4

7か月の頃

アキレスとささみを添えて送り出す
        役目を終えた君の体を

シャワーでの入浴大丈夫なくらい
        試しの春が君を見送る

あたたかい骨一片も残さずに
        家に帰ろう君とわたしの

君の骨 布に包んでこっそりと
        わたしの棺にきっと入れてよ

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2011年10月31日

旅立つ その8

座布団にお尻つけて


見開いた目は乾ききり
     君の舌驚くばかり長くとび出し

泣くのではなくて悲鳴をあげ続け
        動かぬ君の名を呼んでいる

生き終えてすべての機能停止して
        君は誇れる体躯をさらす

悲しむと君が天国行けないと
        君のお気にの先生は言う

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2011年10月19日

あふれこぼれる

1歳4か月の頃(3)


あの朝に時を戻して君のそば
        行って絶対助けてみせる

「お母さんありがとうもう十分だ」
        言ってる気がしたわたしが言わせた

一瞬で死に振り切った者がいて
        わずかな望みつなげた者いる

君生きて生きて生きてほしかった
        変でもなんでも生きてほしかった

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2011年10月04日

旅立ちの直後に思う その2

1歳4か月の頃


地面から5センチ上を
     人の脚借りたみたいにガクガク歩く

外界を帽子で遮断したわたし
        ポンと車よ轢いておくれ

家中を片付け掃除して回る
        君の不在に押しつぶされる

玄関を丁寧に掃きゴミ集め
        思い出集め君の毛つまむ

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2011年10月03日

旅立ちの直後に思う

11か月の頃(2)



あの時を目指して君は生まれきた
        終わればなんとむなしいことよ

寒空の真夜中の道走り抜き
        闇に輪郭溶けてしまいたい

体力のないわたしには一日中
        君を泣くことさえもできない

出口ない君の話は明日から
        わたし1人の胸の内秘め


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2011年09月20日

送る その3

いつも上る坂


火葬する段取り終えて酔いつぶれ
        君の手握り無常に沈む

向こう向き進む形で入れられる
        君がわたしから旅立ってゆく

死のポーズ向こうを向いた君の頭
        涙の中で揺れて動いた

君のためしてやれたこと一番は
        わたしが先に逝かなかったこと

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2011年08月26日

旅立つ その7

天使の翼


君の死は一つの大きなプロジェクト
        突然 終り告げられたよう

若ければ獣医目指していただろう
        無念無力の衝撃強く

君の死を生から分けた懸命の
        蘇生料たった3000円とは

一番に大事にしてた君が今
        一番遠いところへと行く
        
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2011年08月15日

旅立つ その6

冷え冷え首巻き


なきがらを横に普段の暮らしする
        眠っているだけ明日が来るまで

この夜が最後になると君に触れ
        君と一緒の布団に眠る

もう一度君抱き家中巡り行く
        ここが住処よ永遠の場所

これからはささいな苦しみ一つにも
        一人で耐えていかねばならない

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2011年07月27日

旅立つ その5

呼んだ?


挿管し電極脚につけられた
        君の鼓動はもう打つこともなく

「苦しまず死ねたでしょうか?」問いかける
       「一瞬の最後だったと思われます」

「軟口蓋、鼻腔手術もしたけれど
        状態とても悪い子でした」

疾患と不幸な症状重なって
        生涯一度のハートアタック

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2011年07月19日

贖罪

襟巻きを巻かれた


悪い予感とらわれ続けた日々がある
        わたしは君の死わかっていたのか

緩慢な死の徴候を見過ごした
        わたしの罪は何で償う?

傷えぐり痛みを感じ続けねば
        君の死報いることはできない

貝開き死ぬ瞬間を直視する
        二度とあさりは買わないと決め

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2011年07月13日

旅立つ その4

5ヶ月の頃


“突然死”名前をあえてつけるなら
        脳か心臓異常起こした

「心臓に注射を打ってみましたが」
        鼓動戻らず確認された死

心臓が止まれば死ぬとわかってる
        止まった理由わたしは知りたい

ふやかしたボールのフード朝ごはん
        食べる君なく冷たく残る

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2011年07月04日

送る その2

お手紙


君送る車見つけて花買いに
        走ってくれたしんちゃんのパパ

チューリップ携え君にお別れを
        “永遠の愛”花言葉添え
                                                          ミニチュアダックスママより

絶対に忘れはしない君のこと
        涙のあの子手紙供える
                                                          小学生の女の子より

遺骨には
   「愛犬フレンチブルドッグ オス三歳」と
               数えで書かれ


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2011年07月03日

送る

フード?


潔くひとりきれいに逝った君
        寂しくなかった?怖くなかった?

人間の枠にはめるの違ってる
        棺、読経はなしに裸で

君好きな坂がのぞめるこの場所で
        苦しみ去って空に昇るよ

天国になんか行かずにここにいて
        も一度君を守っていくから

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2011年06月20日

旅立つ その3

この姿勢が楽だ


思い出す今がするとき蘇生法
        絶対わたし生き返らせる

わかってたもうだめなことそうだけど
        残る体温まだだめじゃない

死ぬことは電灯スイッチ切るように
        パチンと消えて闇となること

解剖をしてまでも君死んだ理由
        事実真実つきとめたかった
        
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2011年05月25日

旅立つ その2

口をのせて


ありがとねわたしのベッドの真ん中を
        君はゴールに選んでくれた

抱っこして君の最後を看取ること
        決めてた約束守れずごめん

わたしさえいたなら君は死なないと
        傲慢だった不遜であった

犬らしく生きていられたギリギリの
        時があのとき息絶えたとき

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2011年05月24日

旅立つ

上唇を巻き込んで


あちら向きいつものように振り返る
        君はさよなら伝えていたの?

夜明け前いびきの音が聞こえない
        アキレスそばに横たわる君

まだ暗い街を飛ばして病院へ
        奇跡よ起これどうか助けて

奇跡とは未来に願うことでなく
        後で気が付く幸運をいう

posted by ちゅんこ at 08:17| Comment(2) | 旅立つ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする